オンラインフィットネスとは?LIVE配信型と動画配信型の違いや特徴を詳しく解説

ンフィットネスとは?LIVE配信型と動画配信型の違いや特徴を詳しく解説

自宅時間が増えたことで加速するオンラインフィットネス。場所の制限もなく、いつでも気軽に参加できることで徐々に広がり始めています。運動不足解消や肥満防止のために始めた運動はやはり一人では続かない。しかし、スポーツジムに通うのはめんどくさい。正しく運動を行い、モチベーションを保つための方法としてオンラインフィットいかがでしょうか?オンラインフィットネスには動画配信方とライブ配信方があります。今回はその2つの違いや特徴についてまとめました。

オンラインフィットネス【LIVE配信型】の特徴

相互性

ライブ配信の魅力は、やはり相互性があることでしょう。実際のレッスンと同じようにトレーナーやインストラクターと繋がれます。リアルタイムで繋がることで安心感も得られますし、一方的なライブ配信だとしても動画配信型と比べると一体感を味わえます。とくに、フィットネスクラブに通う方はこちらを好まれる方が多いように感じます。オンラインは機械的であるがゆえに、どこか冷たさも感じます。テレワークが当たり前になり、コミュニケーション不足が懸念されるなか、ライブ配信はお互いに認識した上で行うため、コミュニケーション不足を解消するためにも重要な位置付けになりそうです。今後、外に出られない方や高齢者にもライブレッスンやライブトレーニングが浸透していくでしょう。

時間的拘束

ライブ配信は決められた時間に配信されます。すなわち参加者はその時間に合わせて参加の準備をしなければなりません。デメリットとしては、なかなか時間の都合が合わない方は参加できません。途中参加や途中退場も心苦しいと感じる人は多いのではないでしょうか。その点、時間通りに参加し、配信終了まで時間を拘束されることが苦になることがあります。しかし、メリットもあります。運動を習慣化できない方や一人では続かない方はライブ配信による時間的拘束がプラスに働きます。「○曜日の○時は必ず運動をする」のように決められていることで運動習慣を身に付けられるのです。実際にフィットネスクラブや小型ジムでは、レッスンに参加する方やパーソナルトレーニングを受ける方で、「時間や曜日が決められているから運動を続けられている」という方は珍しくありません。動画配信型のようにいつでも視聴できることは、強制力が弱いのかもしれません。継続的に運動を続けたい方や多少の強制力が必要な方はライブ配信がお勧めです。

参加者の意見を即座に反映できる

ライブ配信ではリアルタイムで質問をすることができます。これは配信側の状況にもよりますが、ライブ配信だからこそできることです。例えばダイエットがテーマの運動だった場合に「何を食べたら良いのか?」などの質問も投げられます。動画配信型はあくまでトレーニングの紹介でしかないので、「そのトレーニングの方法が合っているのか?」まで配慮することが難しい。また、こちらからも参加者の状況は確認できる場合もあるので、即座にアドバイスすることができます。困ったことや普段の悩みをその場で解決できることがライブ配信のメリットです。

対面指導

オンラインでは参加場所が自宅であることがほとんどでどうしても気持ちが緩みがちです。気軽に参加できることは良いのですが、「これくらいで大丈夫」と手加減してしまうこともあるのではないでしょうか?ライブ配信型は対面指導になるので、気が抜けません。対面が苦手という方もいるかもしれませんが、対面だからこそ頑張れる方は大勢います。

ダイエットや健康などフィットネス関連のノウハウは世の中に溢れています。しかも無料でたくさんの情報を得ることができます。しかし、日本の健康事情は悪化を辿る一方です。大切なことは情報を得るということではなく、情報を生かし実行すること。人間はサボる生き物ですから、対面による緊張感は必要ではないでしょうか。オンラインではこの緊張感を保つことが肝だと言われます。

目的や目標に対して緩みが出ないように緊張感を保つのですが、実際にオンライン指導の現場では「体重をその場で測ってもらう」や「体のラインが出るウェアに着替える」など工夫を凝らしています。自宅では気持ちを作ることが困難なため、ライブ配信による対面指導でメリハリのある生活を送りましょう。

オンラインフィットネス【動画配信型】の特徴

気軽に参加できる

動画配信型の最大の特徴として「一方的」な配信だということです。一方的とは、配信者と参加者がリアルタイムで繋がっていないということ。さまざまな動画の中から、参加者が希望の動画を選び運動を行うイメージです。ここにメリットがあります。まず、時間に縛られることはありませんし、動画途中で退出することも自由です。多忙な社会人や育児に追われる主婦にとって「隙間時間にできる」というのは利点です。また、自宅などのプライベート空間を他人に見られることがありませんし、化粧やオシャレも必要ありません。なぜならそこにはあなたしか居ないからです。このような気軽さが動画配信型のメリットでしょう。

動画配信型プラットフォーム

動画配信型で有名なYouTube。コンテンツの数は圧倒的です。このような動画配信型のオンラインプラットフォームはさまざまな専門家の動画を視聴できます。個人で動画を配信する人もいれば、企業が配信しているものもあり、もはや一種の検索エンジンとも言えます。ダイエットを始めるときに、運動から始める方、食事制限から始める方と分かれます。また、運動に慣れている方から初心者の方もいます。そういった点でコンテンツの多さは人を選ばないという特徴があります。しかし、個人でも参入できるYouTubeのような動画配信型のオンラインプラットフォームはデメリットもあります。誰でも配信できるので数こそ多いですが、情報の信頼性に欠けることです。根拠のある情報もあれば、個人の見解であることもしばしば。また、このようなプラットフォームを使って集客している場合、誇張した情報も散見しています。「〇〇さんの動画では良いと言っていた」「〇〇さんの動画では悪いと言っていた」と迷いが生じることもあります。あくまで無料で情報を得られるものとして理解しておく必要があります。

情報を受け取りやすい動画配信はこれ

動画を選ぶのが面倒な方は、情報がギュッと詰まったフィットネス専門のアプリはいかがでしょうか?LEAN BODYやWEB GYMなどのアプリです。単体の企業が手掛けるアプリは仕様が同じなので運動を進めやすいですし、フィットネスを専門とするトレーナーやインストラクターが指導してくれます。また、カスタマイズ機能もあり自分好みのトレーニングメニューを作成するなどオリジナリティーに溢れています。有料ではありますが、信頼性のもと運動を行い方はこちらをお勧めします。

繰り返し行える

動画配信型はもともと録画されたものなので繰り返し動画を視聴できます。お気に入りの動画やカスタマイズ機能を使ってメニューを作成することも可能です。運動が初心者の方はまず運動に慣れることから始まります。目的に応じたトレーニングも効果を発揮するためには鍛錬が必要で、スクワットひとつでも初めて行った時と10回目の時では全く感じ方や効果が異なります。同じ動画を繰り返し練習できるのも動画配信型のメリットです。

まとめ

一言にオンラインフィットネスと言っても、様々なサービスが存在します。上でもご紹介したように、動画配信型はいつでも気軽に参加できるため人気はありますが、一方的であるがゆえに継続できる方は限られるかもしれません。オンラインでありながらも相互性が存在し、認識し合えることに価値を置く人はライブ配信を好まれるでしょう。それぞれの特徴を知り、うまく生活に取り入れたいものです。


▼ライター
谷口一樹(Kazuki Taniguchi)
現在は、パーソナルトレーナー兼インストラクターとして都内で活動中。 大手フィットネスクラブトレーナー養成の帯同やセミナーの開催、フリーランス向け懇親会を主催している。 フィットネス業界は他業種に比べフリーランスが多く、各個人が活躍できるために日々、奮闘している。モットーは「人と人との間でしか感動は生まれない」
スポーツ歴:野球(甲子園2大会出場)ソフトボール(全国3位)